技術資料:AzureでのSAP S/4HANA1909 HA検証レポート

今回 データベースとして、SAP HANA on Azure (L インスタンス) に HANA2.0 SPS05 HSR (HANA System Replication) 同期機能を用意しました。
障害の自動検知や自動切り替えとして、サードパーティ SIOS社 LifeKeeper「SAP HANA Recovery Kit」を組み合わせて HA (High Availability) クラスターを構成しました。
S/4HANA1909アプリケーションインスタンスには Windows Server 2019 高可用性機能 Windows Server Failover Clustering (WSFC) を用意しました。今回の検証では共有ディスクを使用せずに、SIOS社 DataKeeper を使用してデータを複製して一貫性を持たせる構成にしました。

構築内容に対する問い合わせは弊社ホームページ「問い合わせ」より承りますが、構築感想として最近のHAソフトウェアは、とてもユーザフレンドリーな設計になっており、複雑な HA クラスターを設定するための手間が少なくなっていること実感しました。自動フェイルオーバー機能は当然ながら、インターフェイス機能の向上により障害の視覚的情報提供、トラブルシューティングを直感的に解決する術まで提供していることにも関心させられました。

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