技術資料:SAP S/4HANA移行計画支援ツール Panaya 検証レポート

SAP S/4HANAへの移行方式を検討する上で、最も有力な方法はテクニカルコンバージョン方式となります。
特に日本の企業は、アドオン開発した機能が多く、これらも含めてコンバージョンする場合のインパクトやコストを事前にできる限り正確に把握する必要があります。従って、事前の影響分析(アセスメント)が重要になってきます。カスタムコードを洗い出し、移行で必要になる作業の範囲や優先順位を判断していきます。
今回 SAP S/4マイグレーション影響分析ツール・テストツールのトップブランドである Panaya の設定とクラウドサービス利用まで、某プロジェクトで担当しましたので情報共有させて頂きます。

設定に関しましては、SAP標準の分析ツール SAP Readiness Check for SAP S/4HANA 設定とまったく同じ流れで設定することになります。
・カスタムコードに関する詳細な分析(ABAP テストコックピット (ATC) )
・Simplification Item Consistency(シンプル化項目の整合性チェック)

SAP Readiness Check の場合、設定が終わると必要なデータの収集およびファイルのダウンロードを完了させ、そのファイルを SAP Readiness Check サイトにアップロードさせて結果を分析させます。
Panaya の場合は、SAP標準設定に Panaya 独自の分析設定がプラスされて、独自の ABAP 抽出コードを使って必要なデータの収集およびファイルのダウンロードを完了させ、そのファイルを Panaya クラウドサービスサイトにアップロードさせて結果を分析させます。

詳しい説明が必要な場合は、弊社”お問い合わせ”より問い合わせください。